专利摘要:
注射器アセンブリ(10)は、ある実施形態では、複数の医療用流体(16、68)を連続的に注入するために提供される。注射器アセンブリは、外筒内(18)に配置されるプランジャヘッド(20)に連結されるプッシュロッド(22)を有する、第1の注射器(14)を含み得る。外筒の前方部は、継手(32)を含み得る。注射器アセンブリは、継手に取り外し可能に継手(32)連結される嵌合継手(38)を有する、アダプタ(12)を含み得る。アダプタ(12)は、流量制御特徴を有するプランジャヘッド(44)を含み得る。
公开号:JP2011509810A
申请号:JP2010544388
申请日:2009-01-21
公开日:2011-03-31
发明作者:ウィリアム;エー. ハーゲン,;ラルフ;イー. ポラード,
申请人:マリンクロッド・インコーポレイテッドMallinckrodt INC.;
IPC主号:A61M5-20
专利说明:

[0001] (関連出願)
本願は、米国仮特許出願第61/022,855号(2008年1月23日出願、名称「PLUNGERADAPTER FOR COAXIAL SYRINGE SYSTEM」)に基づく優先権を主張する。]
[0002] (技術分野)
本発明は、概して、注射器に関し、より具体的には、複数の連続的注入のために使用される注射器アセンブリに関する。]
背景技術

[0003] 本項は、以下に記載および/または請求される、本発明の種々の側面に関連し得る種々の技術側面を読者に紹介することを意図する。本議論は、本発明の種々の側面のさらなる理解を促進する背景情報を読者に提供する際に有用であると考えられる。故に、これらの記述は、従来技術の承認としてではなく、本観点から熟読されるものであることを理解されたい。]
[0004] 核医学は、患者のある器官または生物学的領域に集中する傾向にある、小量の放射性物質を患者に注入することによって、診断および治療目的のために、放射性物質を利用する。核医学のために典型的に使用される放射性物質として、とりわけ、テクネチウム−99m、インジウム−113m、およびストロンチウム−87mが挙げられる。いくつかの放射性物質は、必然的に、特定の組織に向かって集中する(例えば、ヨウ素は、甲状腺に向かって集中する)。しかしながら、放射性物質は、多くの場合、患者の所望の器官または生物学的領域の放射性物質を標的とする、標識剤または器官探索剤と結合される。これらの放射性物質は、単独で、または標識剤と組み合わせて、典型的には、核医学の分野では、放射性医薬品と称される。比較的小量の放射性医薬品において、放射線撮像システム(例えば、ガンマ線カメラ)は、放射性医薬品を集める器官または生物学的領域の画像を提供する。画像内の不規則性は、多くの場合、癌等の病態を示唆する。大量の放射性医薬品を使用して、癌細胞等の病理学的組織に治療量の放射線を直接送達し得る。]
発明が解決しようとする課題

[0005] ある用途では、複数の独立注射器を使用して、放射性医薬品、標識剤または器官探索剤、造影剤、生体適合性洗浄物質等の種々の物質を注入する。特に、注射器の廃棄を伴う大容量の領域において、豊富かつ低コストであるこれらの注射器は、医療施設にとって、非常に魅力的である。残念ながら、複数の独立注射器の使用は、複数の注入投与に伴う、遅延、タイミング不良、および/または他の課題をもたらす場合がある。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明のある例示的側面が、後述される。これらの側面は、単に、本発明がとり得るある形態の概要を読者に提供するために提示されるものであって、これらの側面は、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。実際、本発明は、後述されない種々の側面を包含する場合がある。]
[0007] 本発明の第1の側面は、複数の医療用流体を連続的に注入するための注射器アセンブリを対象とする。注射器アセンブリは、注射器の外筒内に配置されるプランジャヘッドに連結されるプッシュロッドを有する、注射器を含む。注射器の外筒の前方部は、嵌合継手(例えば、ルアー継手)を有するアダプタが取り外し可能に連結される、継手(例えば、ルアー継手)を含む。本アダプタは、流量制御特徴を有する、プランジャヘッドを含む。流量制御特徴は、流量制御特徴の2つ以上の部分(例えば、両側)間の流体流量を制御し、および/またはユーザによる制御を可能にする、構造あるいは機構として画定され得る。例えば、流量制御特徴は、入力、圧力差、および/または部品の移動に応答して、プランジャヘッドを通る、および/またはその周囲の流体の流動を可能にし、および/または不能にし得る。例えば、いくつかの実施形態では、流量制御特徴は、入力、圧力差、および/または部品の移動によって、流量制御特徴の状態が開位置に変化するまで、閉鎖される、あるいは流体の流動を遮断し得る。例えば、流量制御特徴は、逆止弁、可穿刺膜、あるいはそれらの組み合わせを含み得る。]
[0008] 本発明の第2の側面は、注射器を多重注入注射器アセンブリ(例えば、同軸外筒、プランジャ等)に変換するためのアダプタを対象とする。アダプタは、流量制御特徴を伴う貫通路を有する、プランジャヘッドを含む。プランジャヘッドは、注射器外筒の前方部上に配置される嵌合継手と接続するように構成される、継手を含む。プランジャヘッドの貫通路は、片側から他側までプランジャヘッドを通して延在する通路として画定され得る。例えば、貫通路は、貫通路がプランジャヘッドの上流および下流の両方に開放するように、注射器アセンブリの縦軸に対して軸方向に、プランジャヘッドを通して完全に延在し得る。いくつかの実施形態では、貫通路は、プランジャヘッドの軸に沿って、直接配置され得る。貫通路は、円筒形通路等の種々の幾何学形状を有し得る。]
[0009] さらに、本発明の第3の側面は、注射器アセンブリを使用する方法を対象とする。本方法では、プランジャヘッドは、注射器外筒の前方部に取り外し可能に接続される。本プランジャヘッドは、流量制御特徴を有する、貫通路を含む。]
[0010] さらに、本発明の第4の側面は、注射器アセンブリを使用する方法を対象とする。本方法では、第1の注射器外筒およびそこに取り外し可能に連結される取り外し可能プランジャヘッドは、第2の注射器外筒の内面に沿って、第2の注射器外筒の前方部に向かって、縦方向に移動する。第1の注射器外筒および取り外し可能プランジャヘッドが移動する間、取り外し可能プランジャヘッド内の流量制御特徴は、閉鎖されたままである。]
[0011] 本発明の種々の側面に関連して上述の特徴に対して、多数の改良点が存在する。また、さらなる特徴が、これらの種々の側面に組み込まれてもよい。これらの改良点および追加特徴は、個々に、または任意の組み合わせにおいて、存在し得る。例えば、例証される実施形態のうちの1つ以上に関連して後述される種々の特徴は、単独で、または任意の組み合わせにおいて、本発明の上述の側面のいずれかに組み込まれてもよい。再び、上述の概要は、請求される主題に対して制限なく、本発明のある側面および内容を読者に習熟させることのみを意図するものである。]
図面の簡単な説明

[0012] 本発明の種々の特徴、側面、および利点は、付随の図面を参照して、以下の発明を実施するための形態を熟読することによって、さらに理解されるであろう(同一参照番号は、図面を通して、同一部品を表す)。
図1は、例示的注射器アセンブリの分解斜視図である。
図2は、第1の注入段階にある、注射器アセンブリの断面である。
図3は、第2の注入段階にある、注射器アセンブリの断面である。
図4および5は、注射器アセンブリの例示的プランジャアダプタの前方および後方斜視図である。
図4および5は、注射器アセンブリの例示的プランジャアダプタの前方および後方斜視図である。
図6は、プランジャアダプタの正面図である。
図7は、プランジャアダプタの断面である。
図8は、注射器アセンブリの代替実施形態の分解斜視図である。
図9は、第1の注入段階にある、代替注射器アセンブリの断面である。
図10は、第2の注入段階にある、代替注射器アセンブリの断面である。
図11は、代替注射器アセンブリのプランジャアダプタの断面である。
図12は、核医学プロセスの工程図である。
図13は、放射性同位体によって注射器を装填するためのシステムの略図である。
図14は、核撮像システムの略図である。] 図1 図10 図11 図12 図13 図14 図2 図3 図4 図6
実施例

[0013] 本発明の1つ以上の特有の実施形態が、後述される。これらの実施形態の簡潔な説明を提供するために、実際の実装の全特徴が、明細書内に記載されない場合がある。任意の工学または設計企画のような任意のそのような実際の実装の開発において、実装毎に異なり得るシステム関連および事業関連の制約への準拠等、多数の実装特有の決定が、開発者特有の目標を達成するために成されなければならないことを理解されたい。さらに、そのような開発努力は、複雑かつ時間がかかる場合があるが、本開示の利益を享受する当業者にとっては、日常的設計、加工、および製造の取り組みであることを理解されたい。]
[0014] 本発明の種々の実施形態の要素を紹介する際、冠詞「a」、「an」、「the」、および「前記」は、要素のうちの1つ以上が存在することを意味するものと意図される。用語「含む」、「含む」、および「有する」は、包含的であることを意図し、列挙される要素以外の追加要素が存在する場合があることを意味する。さらに、「上面」、「裏面」、「上方」、「下方」、およびこれらの用語の変形例は、便宜上利用されるが、構成要素の任意の特定の配向を要求するものではない。本明細書で使用されるように、用語「連結される」とは、2つ以上の物体が、互いに直接接触する、あるいは直接または間接的に接続されている状態を指す。加えて、語句「流体連通する」または「流動的に連結される」とは、流体および/または流体圧力が、一方から他方の物体に伝達され得ることを示す。同様に、語句「熱連通する」または「熱的に連結される」とは、熱が、一方から他方の物体に伝導され得ることを示す。]
[0015] 図1は、プランジャヘッドとしての役割を果たし、2つの異なる流体の連続的注入のために、2つの従来の注射器を他方の内側に1つの注射器を同心円状に有する同軸配列に変換するように構成される、独特のアダプタ12を有する、例示的注射器アセンブリ10の分解斜視図である。以下に詳細に論じられるように、アダプタ12は、注射器外筒18上に配置されるルアー継手32等の嵌合継手への迅速な取り付けのために、ルアー継手38等の継手を含み得る。アダプタ12は、逆止弁、1つ以上の薄膜、あるいはそれらの組み合わせ等の好適な流量制御特徴を伴う、プランジャヘッド44を含み得る。連結されると、外筒18と結合されるアダプタ12は、別のより大きな外筒50のためのプランジャ48としての役割を果たし、それによって、以下に詳細に論じられるように、単純かつ低コストで、1つの流体から別の流体の連続的注入を可能にし得る。換言すると、複雑かつ高価な多重外筒注射器設計ではなく、開示されるアダプタ12は、容易に利用可能な注射器構成要素、例えば、異なるサイズの注射器外筒18および50を結合するための単純、低コスト、かつ迅速な変換器である。さらに、アダプタ12は、広範な注射器外筒のための変換器として作用するように、複数の直径で提供され得る。] 図1
[0016] 具体的には、例証される注射器アセンブリ10は、第1の外筒18内に延在する第1のプランジャ16を有する、第1の注射器14を含む。第1のプランジャ16は、第1のプッシュロッド22に連結される、第1のプランジャヘッド20を含む。第1のプランジャヘッド20は、ゴム材料から形成されてもよく、1つ以上のOリング24を有し、第1のプランジャ16が第1の外筒18の内面に沿って移動するのに伴って、封止を生成し得る。第1のプッシュロッド22は、複数の肋材26と、つまみタブ28とを含み得る。第1の外筒18は、第1のプランジャ16を受け取るための開放端30と、アダプタ12と連結するように構成されるルアー継手32とを伴う、略円筒形を有し得る。具体的には、例証されるルアー継手32は、オス型ルアー36を中心として配置される、環状部34を含み得る。したがって、例証されるアダプタ12は、メス型ルアー42を中心として配置される、フランジ40と実質的に相補的ルアー継手38を含み得る。その結果、ルアー継手32および38は、アダプタ12が搭載され、かつ第1の注射器14の第1の外筒18から容易に除去可能であるように、取り外し可能にともに連結され得る。加えて、アダプタ12は、ゴム材料から成り、1つ以上のOリング46を含み得る、第2のプランジャヘッド44を含み得る。]
[0017] 図1の例証される実施形態では、第1の外筒18は、アダプタ12と結合し、第2の外筒50内に挿入され、第2の注射器52を画定し得る、第2のプランジャ48を形成し得る。換言すると、第1の注射器14の第1の外筒18は、第2のプランジャヘッド44と結合し、第2のプランジャ48を画定する、第2のプッシュロッド54としての役割を果たし得る。したがって、第1の外筒18および第2のプッシュロッド54は、例証される実施形態では、同一要素であって、第1の注射器14と第2の注射器52との間の共通要素としての役割を果たす。加えて、アダプタ12は、第1の外筒18を第2のプランジャ48の第2のプッシュロッド54に変換することによって、第1と第2の注射器14および52間の連接部材としての役割を果たし得る。再び、第2のプランジャ48は、第2の外筒50を通して縦方向に摺動するように構成される。第2の外筒50は、第2のプランジャヘッド44を受け取るための開放端56を伴う、略円筒形を有し得る。第2の外筒50は、種々の付属品のルアー継手と嵌合するように構成される、ルアー継手58を有し得る。例えば、例証される実施形態では、プラグ60は、第2の外筒50上に配置されるルアー継手58と嵌合するように構成される、ルアー継手62を有する。プラグ60を使用して、薬剤等の流体によって充填後、第2の外筒50を封止し得る。第1のプランジャ16は、第1の外筒18内に挿入され、別の薬剤等の流体を第1の注射器14内に封止し得る。注射器アセンブリ10は、充填され、事前に充填された即使用可能な注射器として、顧客に発送され得る。] 図1
[0018] 図2は、注射器アセンブリ10の断面図であって、第2の注射器52の第2の外筒50内に配置される流体66の第1の注入段階64を示す。具体的には、第1の外筒18は、第2のプッシュロッド54としての役割を果たし、第2の外筒50を通して、アダプタ12の第2のプランジャヘッド44を縦方向に付勢し、それによって、第1の注入段階の矢印64によって示されるように、流体66をルアー継手58から流出させ得る。本運動の間、第2のプランジャヘッド44は、逆止弁として作用し、概して、第1の外筒18内に配置される流体68の流動を遮断し得る。換言すると、ユーザが第1のプッシュロッド22を押動する場合、第1の外筒18内に配置される流体68は、第2のプランジャヘッド44の逆止弁機能のため、第1の外筒18内に含まれたままであり得る。第2のプランジャヘッド44の逆止弁機能は、十分な圧力の流体68が流体66の対応する圧力に優るまで、継続し得る。流体66および68は、種々の薬剤を含み得る。例えば、流体66は、放射性医薬品、造影剤、薬物、あるいはそれらの組み合わせを含み得る。さらなる実施例として、流体68は、ヘパリン溶液、滅菌水、グルコース溶液、生理食塩水、または別の好適な物質等、生体適合性洗浄あるいは清浄物質を含み得る。] 図2
[0019] 図3は、注射器アセンブリ10の断面図であって、第1の注射器14の第1の外筒18内に配置される流体68の第2の注入段階70を示す。具体的には、第2の外筒50の前方に到達すると、第2のプランジャヘッド44の逆止弁機能は、流体流動を開放し、流体68を第2の外筒50のルアー継手58から流出させ得る。換言すると、第2のプランジャヘッド44は、第2の外筒50の前方に当接されると、もはや移動不可能であり、その結果、第1の外筒18内の流体68の圧力が、第2のプランジャヘッド44の逆止弁機能に優り得る。その結果、流体68は、第2のプランジャヘッド44の逆止弁機能によって、もはや遮断されない。理解されるように、第2のプランジャヘッド44の逆止弁機能は、十分な圧力によって、弾力的材料が移動されるまで通路を閉鎖する弾力的材料等、種々の異なる逆止弁特徴および構成を具現化し得る。] 図3
[0020] 図4、5、6、および7は、第2のプランジャヘッド44内に配置される逆止弁72を有する、アダプタ12の一例示的実施形態を示す。これら全4つの図を参照すると、逆止弁72は、第2のプランジャヘッド44を通してメス型ルアー42まで延在する、十字形通路74を有し得る。換言すると、通路74は、複数のスリットまたは互いに交差する細い平坦通路によって、形成され得る。例証される実施形態では、第2のプランジャヘッド44は、十分な圧力が通路74に作用するまで、逆止弁72の十字形通路74が、通常、閉鎖されたままであるように、ゴム等の弾性材料または弾力的材料から成る。本時点において、圧力は、十字形通路74を閉鎖しまま維持する材料の弾性性質に優り、十字形通路74を開放し、そこを通して流体を通過させる。逆止弁72の他の実施形態として、開示される実施形態の範囲内の他の適切な逆止弁設計/構成を呈し得る。] 図4
[0021] 逆止弁72は、第2の外筒50内のスパイクが膜を穿刺するまで、通路74を封止する薄膜を有し得る。このような実施形態は、図8−11を参照して、以下に例証および記載される。] 図8
[0022] 図8は、以下にさらに詳細に論じられるように、薄膜を伴う代替プランジャアダプタ102を有する、注射器アセンブリ100の代替実施形態を示す。具体的には、例証される注射器アセンブリ100は、プランジャヘッド106と連結し、プランジャ108を画定するように構成される、プッシュロッド104を含み得る。プランジャ108は、外筒110内に挿入され、図1を参照して上述の実施形態における注射器14に類似する、注射器112を形成し得る。順に、プランジャアダプタ102は、注射器112の外筒110と連結され、外筒114内への挿入のためのプランジャとしての役割を果たし得る。再び、図1の実施形態における注射器52と同様に、別の注射器116は、外筒114と、外筒114を通して縦方向に摺動する外筒110に連結される、プランジャアダプタ102との組み合わせによって、形成され得る。注射器アセンブリ110は、プランジャアダプタ102の流量制御特徴を除き、図1−3を参照して例証および上述のように、注射器アセンブリ10と同様に動作し得る。] 図1 図8
[0023] 図9は、注射器アセンブリ100の断面図であって、注射器116の外筒114内に配置される流体122の第1の注入段階120を示す。例証されるように、外筒110に連結されるプランジャアダプタ102は、外筒114を通して縦方向に流体22を移動させる一方、また、そのような移動の間、注射器112の外筒110内に配置される流体124の流動を遮断する、両方の役割を果たす。本例示的実施形態では、プランジャアダプタ102は、プランジャアダプタ102を通る流体124または流体122の流動を完全に遮断し得る、薄膜を含む。しかしながら、外筒114の前方部126では、中空スパイク128は、ルアー継手130と反対に配列され、前方部126に到達すると、プランジャアダプタ102内に配置される薄膜を穿刺し得る。図10は、注射器アセンブリ100の断面図であって、第2の注入段階132を示し、流体124は、プランジャアダプタ102およびルアー継手130から流出する。具体的には、中空スパイク128は、プランジャアダプタ102内に配置される薄膜を穿刺し、それによって、流体124の流動を開放し得る。] 図10 図9
[0024] 図11は、図8、9、および10のプランジャアダプタ102の例示的実施形態の断面図である。具体的には、例証されるプランジャアダプタ102は、1つ以上のOリング142と、外筒110上に配置されるネジ山146と連結するように構成される内部ネジ山144とを有する、プランジャヘッド140を含み得る。プランジャヘッド140は、好適なプラスチック、ゴム、または金属から成ってもよい一方、Oリング142は、ゴムまたは別の弾力的材料から成ってもよい。プランジャアダプタ102は、プランジャヘッド140内の通路150を横切って配置される1つ以上の薄膜148を含み得る。これらの薄膜148は、概して、外筒114内の中空スパイク128が膜148を穿刺するまで、通路150を封止する。ある実施形態では、薄膜148は、プラスチック、金属、または別の好適な材料の薄片から成ってもよい。さらに、薄膜148は、通路150内に封止される挿入物の一部であってもよい。しかしながら、上述のように、1つ以上の薄膜148は、中空スパイク128によって穿刺されるまで、プランジャヘッド140を通る流体流動を遮断する役割を果たす。] 図11 図8
[0025] 図12は、上記で詳細に論じられたように、注射器アセンブリ10および100を使用する例示的核医学プロセスを示す、工程図である。例証されるように、プロセス162は、ブロック164において、核医学のための放射性同位体を提供するステップから開始する。例えば、ブロック164は、放射性同位体生成器からテクネチウム−99mを溶出するステップを含み得る。ブロック166では、プロセス162は、患者特有の部分(例えば、器官)の放射性同位体を標的とするように適合される、標識剤(例えば、エピトープまたは他の適切な生物学的指向部分)を提供するステップを開始する。次いで、ブロック168では、プロセス162は、放射性同位体を標識剤と結合し、核医学のための放射性医薬品を提供するステップを開始する。ある実施形態では、放射性同位体は、特定の器官または組織に向かって集中する自然傾向を有し得、したがって、放射性同位体は、任意の補助的標識剤を追加せずに、放射性医薬品として特徴付けられ得る。次いで、ブロック170では、プロセス162は、核医学施設または病院において患者に放射性医薬品を投与するために好適な、開示される注射器アセンブリ10および100等の注射器あるいは別の容器内に1用量以上の放射性医薬品を抽出するステップを開始する。注射器アセンブリ10および100は、上記で詳細に論じられたように、第2の注入段階のために、洗浄剤によって充填され得る。ブロック172では、プロセス162は、患者内にある用量の放射性医薬品を注入する、または概して、投与するステップを開始する。再び、プロセス162は、第2の注入段階を含み、注射器アセンブリ10および100、ならびに注射器アセンブリに接続される任意の付随チューブを洗浄し得る。事前に選択された時間が経過後、プロセス162は、患者の器官または組織に対して標識された放射性医薬品を検出/撮像するステップを開始する(ブロック174)。例えば、ブロック174は、ガンマ線カメラまたは他の放射性撮像デバイスを使用して、脳組織、心臓、肝臓、腫瘍、癌組織、あるいは種々の他の器官、もしくは罹患組織上または内に配置されるか、あるいはそこに結合される、放射性医薬品を検出するステップを含み得る。] 図12
[0026] 図13は、核医学用途で使用するために、その中に配置される放射性医薬品を有する注射器を提供するための例示的システム175のブロック図である。例証されるように、システム175は、溶離液容器178から溶離液(例えば、生理食塩水)を受け取り、真空容器179に溶出液(例えば、娘放射性同位体)を産出するように構成される放射性同位体生成器177を有する、放射性同位体溶出システム176を含む。また、システム175は、放射性同位体181(例えば、放射性同位体溶出システム176の使用を通して得られるテクネチウム−99m溶液)を標識剤182と結合するように機能する、放射性医薬品産生システム180を含む。いくつかの実施形態では、本放射性医薬品産生システム180は、「キット」(例えば、診断用放射性医薬品の調製用Technescan(登録商標)キット)として当技術分野において周知のものを指す、または含み得る。再び、標識剤は、患者の特定の部分(例えば、器官、組織、腫瘍、癌等)に誘引され、またはそれを標的にする種々の物質を含み得る。その結果、放射性医薬品産生システム180は、ブロック184によって示されるように、放射性同位体181および標識剤182を含む放射性医薬品を産生し、または産生するために利用され得る。例証されるシステム175は、バイアルまたは注射器188(例えば、図1−11の注射器アセンブリ10または100)内への放射性医薬品の抽出を促進する、放射性医薬品分注システム186を含み得る。ある実施形態では、システム175の種々の構成要素および機能は、核医学用途において使用するために、放射性医薬品の注射器188を調製する、放射線薬局内に配置される。例えば、注射器188は、患者の診断または治療における使用のために、調製され医療施設に送達され得る。] 図1 図13
[0027] 図14は、図13のシステム176を使用して提供される放射性医薬品の注射器188を利用する、例示的核医学撮像システム190のブロック図である。例証されるように、核医学撮像システム190は、シンチレータ194および光検出器196を有する、放射検出器192を含む。患者200内の標識された器官から放出される放射線198に応答して、シンチレータ194は、光検出器196によって、感知され、電子信号に変換される光を放出する。例証されないが、撮像システム190は、放射検出器192に向かって指向される放射線198を平行にするコリメータを含むことが可能である。例証される撮像システム190は、検出器取得回路202と、画像処理回路204とを含む。検出器取得回路202は、概して、放射検出器192からの電子信号の取得を制御する。画像処理回路204は、電子信号を処理し、検査プロトコルを実行する等のために採用され得る。例証される撮像システム190は、ユーザインターフェース206を含み、画像処理回路204および撮像システム190の他の構成要素とのユーザの相互作用を促進する。その結果、撮像システム190は、患者200内の標識された器官の画像208を生成する。再び、上述の手順および得られる画像208は、注射器アセンブリ10および100の使用から直接利益を享受する。] 図13 図14
[0028] 本発明は、種々の修正および代替形態を受け入れ得るが、特有の実施形態が、一例として、図面に示され、本明細書に詳細に記載されている。しかしながら、本発明は、開示される特定の形態に限定されることを意図するものではないことを理解されたい。むしろ、本発明は、以下の添付の請求項によって定義されるように、本発明の精神および範囲内のあらゆる修正、同等物、ならびに代替例を網羅するものである。]
权利要求:

請求項1
複数の医療用流体を連続的に注入するための注射器アセンブリであって、第1の外筒内に配置される第1のプランジャヘッドに連結される第1のプッシュロッドを含む第1の注射器であって、該第1の外筒の前方部は、継手を含む、第1の注射器と、該継手に取り外し可能に連結される嵌合継手を含むアダプタであって、流量制御特徴を有する第2のプランジャヘッドを含むアダプタとを含む、アセンブリ。
請求項2
第2の外筒を有する第2の注射器を含み、前記第2のプランジャヘッドは該第2の外筒内に配置される、請求項1に記載のアセンブリ。
請求項3
前記第1の外筒は、第2のプッシュロッドとして機能し、前記第2の外筒内の第2のプランジャヘッドを移動させるように構成される、請求項2に記載のアセンブリ。
請求項4
前記第1の外筒、または前記第2の外筒、あるいはそれらの組み合わせ内に配置される、1つ以上の医療用流体を含む、請求項2または3に記載のアセンブリ。
請求項5
前記継手および前記嵌合継手は、ルアー継手を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のアセンブリ。
請求項6
前記継手および前記嵌合継手は、ネジ山を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載のアセンブリ。
請求項7
前記流量制御特徴は、逆止弁を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載のアセンブリ。
請求項8
前記流量制御特徴は、前記第2のプランジャヘッドの弾力的部分を通して延在する通路を含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のアセンブリ。
請求項9
前記通路は、十字形通路を含む、請求項8に記載のアセンブリ。
請求項10
前記流量制御特徴は、膜を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載のアセンブリ。
請求項11
前記第2の外筒の前方部は、前記膜を穿刺するように構成される、スパイクを含む、請求項10に記載のアセンブリ。
請求項12
注射器を多重注入注射器アセンブリに変換するためのアダプタであって、流量制御特徴を有する貫通路を含むプランジャヘッドであって、注射器外筒の嵌合継手と接続するように構成される継手を含むプランジャヘッドを含む、アダプタ。
請求項13
前記継手および前記嵌合継手は、ルアー継手を含む、請求項12に記載のアダプタ。
請求項14
前記継手および前記嵌合継手は、ネジ山を含む、請求項12または13に記載のアダプタ。
請求項15
前記流量制御特徴は、逆止弁を含む、請求項12から14のいずれか1項に記載のアダプタ。
請求項16
前記逆止弁は、前記貫通路を中心として配置される前記プランジャヘッドの弾力的部分を含む、請求項15に記載のアダプタ。
請求項17
前記貫通路は、前記プランジャヘッドの弾力的部分を通して延在する複数のスリットを含む、請求項16に記載のアダプタ。
請求項18
前記流量制御特徴は、前記貫通路を横切って配置される膜を含む、請求項12から14のいずれか1項に記載のアダプタ。
請求項19
注射器アセンブリを使用する方法であって、プランジャヘッドを注射器外筒の前方部に取り外し可能に接続することであって、前記プランジャヘッドは、流量制御特徴を有する貫通路を含む、こと、を含む、方法。
請求項20
前記取り外し可能に接続することは、前記プランジャヘッドを前記注射器外筒の前方部に螺設することを含む、請求項19に記載の方法。
請求項21
前記取り外し可能に接続することは、前記プランジャヘッド上のルアー継手と、前記注射器外筒の前方部上のルアー継手とを嵌合することを含む、請求項19に記載の方法。
請求項22
前記注射器外筒に連結されるプランジャヘッドを別の注射器外筒に挿入することをさらに含み、該注射器外筒と該別の注射器外筒とは同軸配列となる、請求項19に記載の方法。
請求項23
前記注射器外筒を医療用流体によって充填すること、または前記別の注射器外筒を別の医療用流体によって充填すること、あるいはそれらの組み合わせを含む、請求項22に記載の方法。
請求項24
プランジャを前記注射器外筒内に挿入すること、またはプラグを前記別の注射器外筒の前方部に連結すること、あるいはそれらの組み合わせを含む、請求項23に記載の方法。
請求項25
前記流量制御特徴は、前記プランジャヘッドが前記別の注射器外筒の前方部に到達するまで、該別の注射器外筒の長さに沿った前記注射器外筒の移動の間、閉鎖されたままである、請求項22に記載の方法。
請求項26
前記流量制御特徴は、膜を含み、前記別の注射器外筒は、スパイクを含み、前記別の注射器外筒の前方部において該膜を穿刺する、請求項25に記載の方法。
請求項27
前記流量制御特徴は、逆止弁を含む、請求項25に記載の方法。
請求項28
注射器アセンブリを使用する方法であって、第2の注射器外筒の内面に沿って、該第2の注射器外筒の前方部に向かって、取り外し可能プランジャヘッドを有する第1の注射器外筒を縦方向に移動させることであって、該取り外し可能プランジャヘッド内の流量制御特徴は、移動の間、閉鎖されたままである、ことを含む、方法。
請求項29
前記第1の注射器外筒をさらに移動し、スパイクに前記流量制御特徴の膜を穿刺させることをさらに含む、請求項28に記載の方法。
請求項30
前記第1の注射器外筒を通して、プランジャを縦方向に押動し、前記膜の穿刺された部分を通る流れを生じさせることをさらに含む、請求項29に記載の方法。
請求項31
前記注射器外筒を通して、プランジャを縦方向に押動し、前記流量制御特徴の逆止弁を開らかせ、前記逆止弁を通る流れを生じさせることをさらに含む、請求項28に記載の方法。
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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申请号 | 申请日 | 专利标题
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